世界で経験した究極の出会いと別れ。5話

北欧

Second day ~11:00~

ぎっしり詰まったスーパーの袋を両手に、Emmaが部屋に戻ってきた。

Tamaki
Tamaki

うわっ、またすごい量買ってきたな。。
そういや、昨日お金なくて困ってるとか言ってたのに、結構浪費が多いよなぁ。。


※私は1日経つと、嫌なこととかも忘れてるタイプなので、割と普通に対応中。。
ただし、さすがにこの日は少しのモヤモヤ有


そんなことを考えていると、お腹が空いてきた。
あ、そういや昨日晩飯も食ってなかったわ。

スーパーに行こうと思って身支度を始めると、Emmaに声をかけられた。


Emma「どこ行くの?」
私「スーパー」
Emmaホステルの朝食食べに行こうよ!!

※このホステルでは、宿泊料金とは別に、追加で朝食を付けられるシステム
ただし、大体かなり高めの値段


私「んー。いくらだったー?」
Emma「えー、分かんないや。」
私「フロントで聞いてくる。」

多分高いんだろうなぁと思って、フロントで聞くとなんと
3000円 と言われた!!!

(ちなみに、ここの宿泊費は1500円)

あー、やっぱりか。
そう思って部屋に戻り、Emmaに伝えた。

私「3000円だったーー!!!」
Emma「で、朝食つけたの?」
私「つけてないよ〜。高すぎwww」



Emma「え?なんで??? 私と一緒に朝食食べたくないの!?!?!?
なんでつけなかったの?!?! 意味がわからないんだけど。どういうこと??」



私「……。え、いや高かったから。」

Emmaはこの後もずっと怒っていた。
多分彼女は、値段に関係なく朝食を食べるつもりだったんだろう、、、

あぁ、そうか。根本的な考え方とか、金銭感覚とかそういうものが、私と彼女では大きく違うのかもしれないな。。

そう思って、彼女とコミュニケーションを取ることそのものを諦めた。
幸いなことに、大雨が降っていて山登りはできそうになかったので、中止にした。

新しい航空券の手配に、次行く場所の情報収集など、私はやることがたくさんあったので、たまに話しかけてくる彼女をずっと無視していた。
(それでも、めげずに話しかけてくるんだけどねww)


まさかこの後、さらに最悪の展開が待ち受けているとは思いもしなかった。


次回
さらなる闇へ

Tamaki
Tamaki

今回は毎日ちょっとずつ物語を更新していくよ!!
明日の更新をお楽しみに🤣🤣🤣


コメント

  1. 朝から競輪太郎 より:

    なかなかすごい展開になってきましたね….楽しみです!