Second day ~18:00~
ベルゲンの夜景は想像以上のものだった。
来てよかったと心から思った。
下山すると18:00をまわっていた。
彼女の姿はどこにもなかった。
帰りに何か食べるものを買っていこうと思い、街をぶらぶらしていると、地元の野菜屋さんみたいな漢字の雰囲気を醸し出しつつ、海外の商品がたくさん置かれている怪しげなお店を見つけた。
面白そうだなと思って入ってみると、、、
衝撃の物を発見した!!!
なんと、カップ麺が30円で売られていた。
(世界でもかなり物価が高いとされているノルウェー でこんな物に出会えるとは。。)
味は味噌や醤油、豚骨と様々なものがあった。
さらには、韓国麺と大きく書かれた物もあった。
(おそらく辛いのであろうということしか分からないww)
感極まって、4つほど買ってホステルに戻った。
~19:00~
ホステルのキッチンで韓国麺をつくっていると、やつがいた。
「どこに行っていたの??」とかほざいていたが、
全部無視である。
しばらくすると、何処かへ消えていった。
韓国麺も出来上がるかという時に、横から声をかけられた。
「韓国出身なんですかー??」
韓国人に間違われることはよくあるし(日本で間違われたこともある😇)
韓国麺つくっていたこともあって特に驚きはしなかった。
「日本出身ですよ〜!! どこ出身なんですかー??」
など、まぁ割とよくあるやりとりを続けているうちに、衝撃のことが分かった。
なんと、
私がいこうとしている経路=彼が通ってきた経路
彼がいこうとしている経路=私が通ってきた経路
だったのだ。
これ、ヨーロッパ全土で考えたらよくある話なのかもしれないが、北欧でと考えるとなかなか珍しい。
お互いのおすすめスポットなどの話でとても盛り上がった。
さらに、出身国も台湾と日本で親しみがあったこともあり、今まで海外旅行で知り合った中で最も仲良くなったと言えるであろう。今でも定期的に連絡を取り合っている。
ちなみに、3日目朝からずっとくっついてくる、Emmaに嫌気がさした私は、「あなたとは一緒にいたくない」と告げベルゲンを後にした。
これが私が世界で経験した究極の出会いと別れの話。
10話 伝えたいこと
10話というキリの良さとスッキリ感を利用して、私がこの物語を通して伝えたかったことを話せればなと思います。
今回この話の通り、私はEmmaの異常さのためにいろんな体験をしました。
一見すると、Emmaのヤバさのみが目立っています。
ですが、数々の災難の責任は私自身にもかなりあると思っています。
なぜなら、Emmaに期待をして人任せにしていたからです。
こういう作戦や対応を取ることで、ついてくることを諦めて欲しい
無視し続けることで、私のことを嫌って欲しい、離れて欲しい
一応の対策はするけれども、最終的な決定は相手任せ
まぁ、要するに自分でコントロールできない状態
そりゃ、うまくいくわけないんですよねww
じゃあ、どうすればよかったって、、
自分でコントロールできる範囲を増やすことと
固定観念を崩すことが1番の近道かなっと思います。
自分でコントロールできる範囲を増やすことの例としては、
①ホステルの人に頼んで部屋を変えてもらう
②ついてきそうになったら走って逃げる etc…
固定観念を崩すことの例としては、
③ 穏便に済ませることが全てにおいて最適であると考えないこと
④ 関わりたくないと縁を切ってもいいと知ること
私の今回の話だと、④が一番重要かなっと思うのでこれについて詳しく!!
出会いを大切にしろとか、人間関係大事とかってよく言われると思うんです。
でもそれって、お互いが一緒にいて苦痛じゃない人の話に限るかなって。
さらに、ある人と縁を切ったからといって出会いがなくなるわけではないし、今回みたいに縁を切って新たな出会いに恵まれることもあります。

次回 の投稿は日曜日!!

舞台はストックホルムへ〜〜!!
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